猫の歯の病気

歯肉口内炎

猫の歯肉口内炎

歯肉口内炎とは

猫特有の口の痛みの病気です。 歯肉だけでなく口腔内の粘膜全体に重度の炎症を起こします。

はっきりと原因は解明されていませんが、ウイルス感染や口腔内の細菌感染が関わっていると考えられています。

初期症状は、口臭、歯肉の発赤など歯周病と似ていますが、進行すると激しい痛みから、よだれ、痛みによる食欲不振や体重減少、歯肉や粘膜からの出血、歯肉粘膜の増殖、毛づくろいが出来なくなるなどの症状がでます。

 

治療

歯や歯の根元に付着する細菌に対し、過剰に反応し重度の炎症を引き起こすことが一つの原因と考えられているため、抜歯を行い歯に付着する細菌数を減らすことが有効とされています。

 

食欲はあるのに食べにくいため痩せてきた(猫・Mix)歯科症例87

口が痛くて食べられない(猫 11~12才位)歯科症例112

 

猫破歯細胞性吸収病巣<FORL>

猫の破歯細胞性吸収病巣

猫に特有のもう一つの病気です。

歯を溶かしていく、進行性の疾患で進行すると歯の象牙質や歯髄が露出し強い痛みを引き起こします。

 

痩せてきた・歯肉が赤いような気がする(猫・10才2カ月)歯科症例95

食べる時に顔を傾ける(アメリカンカール・12才2カ月)歯科症例105

京都市 左京区 動物病院 とよだ動物病院 歯科