ペインコントロール
できるだけ痛みのない手術と処置を、そして、より安全な麻酔を。
手術の種類によって、またその子によって感じる痛みの強さはそれぞれ違います。(=痛みのレベル)
とよだ動物病院では痛みの程度(痛みのレベル)を予想して痛み止めを使い分けています。
すべての手術で術前より鎮痛剤を使用し(先行鎮痛)、術中は鎮痛剤持続点滴や局所麻酔を併用、術後にも鎮痛剤を使用することにより、できるだけ痛みを少なくして吸入麻酔濃度を低く維持し、早期の回復を目指します。
手術前日(犬の場合)
手術の前の日の夜に、 鎮痛効果があるむかつき止め(飲み薬)を飲ませていただきます。(効果は14~16時間程度)
手術前
注射による痛み止めを使います。
痛み止めの種類を選びます。
効き方の違う痛み止めを数種類併用する場合は、薬剤の効果や性質によりタイミングをずらして投与します。
これは痛み止めの副作用を最低限にし、同時に痛み止めの効果を大きくするためです。
これにより痛みのない麻酔の導入が行えます。
手術中
① 手術部位に局所麻酔薬を投与し痛みのない形で手術を開始します。
② 手術の内容、その子の年齢、状態や病気に応じて鎮痛剤を持続的に点滴します。
手術中は血圧・血液中の酸素飽和度・呼気に排出される二酸化炭素の濃度・心電図などのモニターにより
ガス麻酔の濃度や鎮痛剤点滴のスピードを変更し痛み止めの強さを調整します。
手術後
長時間効果のある鎮痛剤を使います。
痛みの様子が見られない場合も、体には痛みによるストレス反応が起きている可能性があるため、
術後24時間、痛みに対する治療を継続します。
手術翌日から退院後
痛み止めは注射剤・貼付剤・飲み薬などを、その子の状態に合わせて選びます。併用する場合もあります。
京都市 左京区 動物病院 とよだ動物病院 歯科