当院の歯科処置

   全身麻酔下で行います

レントゲン検査

犬・猫の歯科レントゲン検査

歯科治療にはレントゲン検査が必須です。

初めに歯の歯根部や顎の骨の状態を確認します。

見えている部分と歯肉に覆われた歯根部の状態が一致するとは限りません。

全ての歯の歯根部の状態を正確に判断します。

 

プローブ検査

犬・猫のプローブ検査

全ての歯の歯周ポケットの深さを測定します。

この測定とレントゲン検査により、このあとのそれぞれの歯の処置が決まります。

歯神経ブロック

犬・猫の歯神経ブロック(局所麻酔)

局所麻酔です。

下顎、上顎それぞれの神経の入り口に向けて局所麻酔を投与します。

正確な部位への投与は専門的な技術が必要です。

抜歯は全身麻酔下で行いますが、局所麻酔も行うことで吸入麻酔の用量を減らす事が可能です。

歯垢・歯石の除去(スケーリング)

犬・猫の歯垢・歯石の除去

超音波スケ―ラ―で歯垢・歯石を除去します。

チップの角度、動かし方、歯に当てる時間など、操作には細かな注意が必要です。

通水テスト

犬の通水テスト

歯周ポケットに生理食塩水を注入し口腔鼻腔ろうの有無を確認する検査です。

 

抜歯(多根歯の抜歯)

犬・猫の多根歯の抜歯

歯の根っこが2根歯、3根歯の歯は分割してから抜歯します。

細かな技術が必要です。

抜歯窩(ばっしか)の洗浄とトリミング

犬・猫の抜歯後の洗浄処置

抜歯後、穴のあいた状態になった部分をなめらかにトリミングしきれいに洗浄します。

抜歯後の縫合

犬・猫の抜歯後の縫合

抜歯した後の穴(抜歯窩)を洗浄し壊死部分の切除後、新鮮創を吸収性縫合糸で縫合します。

必要に応じて歯肉粘膜フラップ形成を行います。

すべて専門的な細かい技術が必要です。

ルートプレーニング&キュレッタージ

犬・猫のルートプレーニング・キュレッタージ

歯科診療処置では見えている歯垢や歯石を取るだけだなく、歯周ポケットの中もきれいにすることがとても重要です。

ポリッシング

犬・猫のポリッシング

専用の研磨剤と機械で歯の表面をなめらかに磨き、処置後もお口の中を健康に保てるようにしています。

口腔内洗浄

犬・猫の口腔内洗浄

口腔内の研磨剤や歯石片が残らないようにしっかり洗い流します。

歯科用抗生物質軟膏注入

犬・猫の抗生物質軟膏注入

歯周ポケットに歯科用抗生物質軟膏を注入し、歯肉の臨床症状の改善を図ります。

 

 

 

乳歯抜歯および外科的矯正

犬の乳歯抜歯・外科的矯正

乳歯が残っていたための不正咬合(噛み合わせが悪くなっている)は抜歯した乳歯の歯根の一部を歯肉に打ち込み、噛み合わせが正しくなるよう矯正します。

猫の歯肉口内炎による全臼歯抜歯

歯肉口内炎は、猫特有の口の痛みの病気です。

歯肉や口の中の粘膜が炎症を起こし、よだれ、口臭、出血、痛みによる食欲不振や体重減少などの症状を引き起こします。

はっきりとした解明はされていませんが、ウイルス感染や口腔内の細菌感染が関わっていると考えられています。

現在、全臼歯抜歯または全顎抜歯が効果的な治療法とされています。

歯科設備

・歯科用レントゲン

・デンタルユニット

・超音波スケーラー