口が痛くて食べられず、痩せてきた<歯肉口内炎・猫破歯細胞性吸収病巣・歯周病>(猫 mix 14才)歯科症例142-③

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退院後数日は食欲があまりなく痛み止めを使っていただきました。

約1週間ほどで食欲が戻りました。

約2週間後には「あくびをした時に口の中がピンク色だった。」とのこと。

口腔内の炎症が治まり、赤みが引いていました。

抜歯・縫合を行った箇所も問題ありませんでした。

 

 

今回の処置では全ての臼歯を抜歯しました。

〈全臼歯抜歯処置〉は、抜歯により歯の周りに起こっている炎症をおさえ、口腔内の状態改善をはかります。

 

食欲があるのに食べると痛みを感じるため食べられないことは、

猫ちゃんにとって大きなストレスであり、とても辛かったと思います。

 

今回の処置で、痛みを取り除くことが出来ました。

高齢で心臓に異常が見つかった猫ちゃん。

飼い主様が歯科処置を決断されて本当に良かったです。

退院から約2カ月後には

「今まで以上にパワーアップしています!」とお聞きしました。

 

これからもフードを美味しく食べて元気に過ごしましょう♪

 

→診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

2022年01月31日