硬い素材のおもちゃ、ひづめや骨などを与えていると簡単に歯が折れたり割れたりしてしまいます。
歯髄が露出している(歯の神経が出ている)場合は放っておくと感染が起こり、腫れて痛みを引き起こします。
露髄していなくても、知覚過敏により痛みが起こったり、近い将来露髄し感染が起こる可能性があります。
破折の発見が早く、感染が及んでなければ歯を残す治療が可能ですが、
破折してからの経過時間や破折面の状態、露髄の有無、歯科レントゲン検査の結果などによっては抜歯処置が必要となります。
次の症例は、右の奥歯(第4前臼歯)が欠けていると来院され抜髄根管治療を行ったわんちゃんの例です。
硬いガムで奥歯が折れた<破折>(ラブラドール 8才)歯科症例102
その他の「歯が折れた・欠けた」症例↓↓↓
蹄(ひづめ)を噛んで奥歯が折れた(犬 Mix 2才4カ月)歯科症例131