左上顎犬歯がぐらついている<歯槽骨炎・吸収病巣>(チンチラ 11才)歯科症例171-③

 

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右上顎

 

右下顎

 

左上顎

 

左下顎

 

上顎正面

 

 

 

 

アニマルネッカーでうまく食べられない様子だったので、ごはんの時だけ外してみるとよく食べました。

いつも通りの様子でくつろいでいます。とのことでした。

 

 

 

今回は歯槽骨炎により挺出していた左上顎犬歯を抜歯しました。

歯槽骨炎は強い痛みや不快感があり、

食欲が落ちてから異変に気づくことも少なくありません。

 

こちらの飼い主様と猫ちゃんは、子猫のころからハミガキを頑張っておられ、

日頃から歯をしっかり観察されているので、

口腔内の異変に早く気づき、ワクチン接種の診察時に相談していただけました。

食欲の低下はなかったようですが、手術前は痛いところに当たらないように

顔を傾けて食べていたとのこと。

手術後は顔を傾けずしっかり食べられるようになりました。

 

今後も毎日のハミガキと、定期的な歯科検診を行い

毎日おいしくごはんが食べられるように一緒に頑張りましょう!

 

 

→診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧ください。

 

2024年09月25日