前歯がぐらついている<歯周病>(イタリアングレーハウンド 8才3カ月)歯科症例124-①

 

だいぶ前から前歯がぐらついている

最近ぐらつきがひどくなった

ドライフードを食べているが前歯は使っていないのだと思う

とのことで来院されました。

 

口腔内を確認すると、

上顎切歯は歯肉が後退し、ぐらついていました。

麻酔下での歯科処置が必要であることをお伝えし、術前検査後、歯科処置を実施しました。

 

 

 

スケーリング

まず、表面の汚れを超音波スケーラーで落とします。

 

歯周プローブ検査

切歯の多くが歯肉が後退し、ポケットが深く、ぐらついていました。

 

歯科レントゲン検査

レントゲン検査でも、多くの切歯の歯根部に歯槽骨(歯を支える骨)の吸収がみられました。

 

 

 

左下顎の第2後臼歯も、歯肉が後退していました。

レントゲンで確認すると、歯の根元の周りが黒く抜け、

歯槽骨が吸収されていました。

これらの歯は、痛みや感染を取り除くため、

抜歯処置が必要と判断しました。

 

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2020年11月02日