退院翌日には
「元気に普段通り食べています。痛みや腫れもなさそう」とのこと。
処置から1週間後の診察時には、歯肉の炎症は治まっていました。
歯科用軟膏の注入を、処置から1週間後、2週間後、1カ月後に行い、
処置前には8㎜以上あった上顎犬歯の歯周ポケットはとても浅くなりました。
今回のケースでは、飼い主様が歯みがきを頑張ってされていましたので、
全体的にはポケットが浅い部分が多かったのですが、
前歯部分や、犬歯などピンポイントで進行した歯周病がみられました。
犬種による口の形状や体質により、頑張って歯みがきをしていても
歯周病が起こってしまうことがあります。
歯肉の炎症や歯のぐらつき、出血など、お口の病気に出来るだけ早く気付いて
治療を行うことが大切です。
その為には、毎日のお口のチェックと歯みがき、そして定期的な歯科検診が重要。
これからもお家でのケアと定期検診、続けていきましょう。