前歯がぐらついている<歯周病>(イタリアングレーハウンド 8才3カ月)歯科症例124-③

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退院翌日には

「元気に普段通り食べています。痛みや腫れもなさそう」とのこと。

処置から1週間後の診察時には、歯肉の炎症は治まっていました。

歯科用軟膏の注入を、処置から1週間後、2週間後、1カ月後に行い、

処置前には8㎜以上あった上顎犬歯の歯周ポケットはとても浅くなりました。

 

 

今回のケースでは、飼い主様が歯みがきを頑張ってされていましたので、

全体的にはポケットが浅い部分が多かったのですが、

前歯部分や、犬歯などピンポイントで進行した歯周病がみられました。

犬種による口の形状や体質により、頑張って歯みがきをしていても

歯周病が起こってしまうことがあります。

 

歯肉の炎症や歯のぐらつき、出血など、お口の病気に出来るだけ早く気付いて

治療を行うことが大切です。

その為には、毎日のお口のチェックと歯みがき、そして定期的な歯科検診が重要。

 

これからもお家でのケアと定期検診、続けていきましょう。

 

 

2020年11月02日