左下顎第3切歯のぐらつき<口腔鼻腔婁・歯周病>(ミニチュアダックスフンド 8才)歯科症例174ー③

 

歯科症例174-②へ

 

 

右上顎

 

右下顎

 

左上顎

 

左下顎

 

上顎正面

 

下顎正面

 

 

 

退院をした日(手術翌日)は食欲はいまひとつでよく寝ていたそうですが、

次の日からフードを食べるようになり、いつもの様子に戻りました。

とのことでした。

 

歯科処置から1週間後の診察では、

歯肉の発赤は落ち着いていましたが、右上顎歯肉の腫れはまだ少しある状態でした。

歯科処置から2週間後の診察では、

歯肉の腫れや発赤は治まっていました。

 

歯科処置前は遊び食いをしていましたが、

処置後は食器から食べるようになり、朝も今までより早い時間にフードを欲しがるようになりました。

口の状態が良くなったからだと思う。とのお話でした。

 

 

 

今回は初めての歯科処置から2年半が経ち、

歯のぐらつきや歯肉の発赤が認められたので再度、歯科処置となりました。

 

わんちゃんの口腔内は人の口腔内よりも細菌が繁殖しやすく、歯垢から歯石になるスピードも早いです。

更にそのスピードは同じ犬種でも全く違い、

充分なケアをしていても再び歯周病が起こってしまう子たちがいます。

このわんちゃんは今回8本の抜歯を行い、さらに歯を失う結果となりましたが、

以前に増して食欲が増したとのこと。

 

今後も定期的な歯科検診を行い、

歯の状態に合わせたケアや治療・処置を一緒に頑張っていきましょう!

 

 

 

診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

 

 

2025年03月04日