口を床にこすりつける<外傷性脱臼・歯周病>(マルチーズ 14才)歯科症例173-③

 

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右上顎

 

右下顎

 

左上顎

 

左下顎

 

上顎正面

 

下顎正面

 

 

 

退院後、初めはフードを

食べることを少し警戒していたが、手で少しずつあげると食べ始め、完食しました。

翌日からはフードが欲しくて吠えるようになりましたとのことでした。

 

歯科処置から1週間後の診察では、

歯肉の発赤はまだ完全ではありませんでしたが治まっていました。

歯科処置から1カ月後の診察では、

さらに歯肉粘膜の発赤は治まっていました。

 

 

 

右上顎第4前臼歯はおそらく転んで口を打ってしまったことにより、

外傷性脱臼が起こっており、激しい歯肉の炎症や、歯肉壊死を起こしていました。

以前は嫌々ながら出来ていた歯みがきも、

その部分の強い痛みと違和感から、触られることを拒否していたのだと思います。

 

14才11カ月と高齢での歯科処置となりましたが、

処置後は、食欲もしっかりあり以前に増して元気に過ごしているようです。

歯みがきも再開していただき、色々工夫しながら頑張っています。とのことでした。

今後もしっかり食べて、痛みのない生活が送れるように

定期的な歯科検診と毎日の歯磨きを頑張りましょう。

 

 

診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

 

 

2024年11月12日