フードが食べづらそう・歯が痛い・歯磨きを嫌がる<歯周病・潰瘍性歯肉口内炎>(ミニチュアダックスフンド 15才)歯科症例159-①

 

*ドライフードが食べづらそう

*歯が痛い

*歯磨きを嫌がってできない

 

とのことで来院されました。

 

口腔内を確認すると、

ほぼ全ての歯に歯垢・歯石が多量に付着していました。

また歯肉・粘膜の発赤が酷く、写真のような潰瘍性歯周口内炎もみられました。

 

(写真は歯科処置時)

 

 

 

 

 

歯神経ブロック

少し触るだけで痛みを感じていたため、今回は先に歯神経ブロックを行いました。

 

 

スケーリング

表面の汚れを超音波スケーラーで落とします。

 

 

歯周プローブ検査

両側の上顎第1後臼歯の歯周ポケットが深くぐらついており

右の写真のような根分岐部病変もみられました。

 

 

 

歯科レントゲン検査

 

 

左の写真は上顎切歯のレントゲンです。

今回は抜歯せず、フラップ形成術を行いました。

 

フラップ形成術

歯周ポケット深くまで歯石が沈着し、器具が届かず取り切れない場合などに

歯肉を歯根面から切開・剥離し、歯根部についている歯石や細菌を直視下で除去します。

汚れを取り除いた後、剥離した歯肉を縫合しました。

これにより歯周ポケットが浅くなり、歯肉の中に歯石が溜まりにくくなります。

 

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2023年12月04日