歯がぐらつく・歯肉が腫れている(歯周病)<犬・トイプードル 11歳3ヵ月>歯科症例150-③

歯科症例150‐②へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニマルネッカーをつけているので、普段より動きにくそうにしています。

食欲はいつもより少し少ないですが食べています。口を気にする様子や痛みもなさそうです。

とのことでした。

 

 

 

今回のケースでは、歯周病により多くの歯がぐらついていたため

12本とたくさんの歯を失う結果となりました。

 

クシャミや鼻水などの症状はまだ無いようでしたが、

すでに口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)になっている歯もあったので

処置をしなければ、慢性的な鼻炎・口の痛みや違和感による食欲の低下が起こっていたと考えられます。

また、歯周病は口腔内の問題だけでなく、そのまま放置しておくと

心臓病・腎臓病・肝臓病など、全身の疾患にも繋がります。

 

たくさんの抜歯を行いましたが、

今後歯周病が原因で起こる可能性のある

症状や病気を予防することができました。

 

歯科手術後、歯科検診に来ていただいていますが、

良い状態をキープできています。

これからも定期的な歯科検診を行いながら、

お口の健康も、全身の健康も一緒に守っていきましょう。

 

診察から術前検査、手術への流れはこちらをご覧下さい。

 

 

2023年03月07日