歯石・歯肉炎・口の中のできもの<歯周病>(ミニチュアダックスフンド 11才6カ月)歯科症例126‐①

 

歯石・歯肉炎・くしゃみ

右奥歯の根元あたりが黒ずんできている

前歯の裏側にできものができている

とのことで来院されました。

口腔内を確認すると、

歯肉の炎症や後退が認められました。

また、上顎切歯部分の歯肉が一部盛り上がり、それにより3本の切歯が正常な位置から移動していました。

 

 

麻酔下での歯科治療や腫れている部分のバイオプシー検査が必要であることをお伝えし、術前検査後、処置を実施しました。

 

 

 

 

まず口腔内を確認します。

一見歯石や歯垢は多くなさそうに見えますが、

〇の部分は歯周病が進行し、歯肉が後退していました。

 

スケーリング

表面の汚れを超音波スケーラーで落とします。

 

歯周プローブ検査

歯周ポケットがとても深い部分があり、15㎜以上ある歯もありました。

 

歯科レントゲン検査

 

 

通水テストの結果口腔鼻腔ろうも見つかり、

見た目よりもかなり進行した重度の歯周病が起こっていることがわかりました。

そのため、犬歯を含む抜歯処置が必要となりました。

 

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2020年12月19日